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梅津千代子の「日本のしきたり」 結納 Part3

日本のしきたり今回は当日の流れをご紹介します。
結納は仲人が両家を行き来して結納品を届けるのが正式とされていますが、近年は仲人を立てないケースが多く、女性宅やホテル・料亭などで行なわれることが主流となっています。
所要時間は20分ですが、口上や結納品の渡し方や受け方などいくつかの決まり事がありますのでご紹介させて頂きます。



1.    結納品を飾る
新郎側で床の間またはその前(洋室ならテーブルの上)に飾ります。
新婦側では「お手伝いすることがございましたらお申し付けください」と挨拶し一度退席し、飾り終えてから入室します。


注:この段階では挨拶以上の会話は慎み、静かに進めていきます。
注:関東では新郎新婦それぞれに結納品を用意するため、飾りつけは床の間に向かって右側が新郎側 左側が新婦側の結納品を並べることになります。

注:関西では飾り終えるまで言葉を発せずお出迎えも目礼のみというところもあります。


2.    入室・挨拶・着席
新郎側 新婦側の順で入室し、新郎側のリードで、初めに新郎、次に親が
「宜しくお願い致します」と挨拶し一同着席となります。



3.    初めの挨拶
新郎の父(または母)が進行役となり口上を述べます。
「この度は花子様と私共の太郎に素晴らしいご縁を頂戴しまして、ありがとうございます。本日はお日柄もよろしいので、結納の儀をとり行わせて頂きます。仲人様をお通しするのが正式ではございますが、本日は略式で進めさせて頂きます。」
一同深く礼をします。



4.    結納品を新婦側へ納めます。
新郎の母(または本人)が結納品と家族書を載せた台をもって新婦の前へ運びます。
軽く一礼をして席へ戻り、続いて新郎の父が口上を述べ深く一礼。
「そちらは太郎(または○○家)からの結納でございます。幾久しくお納めください」



5.    新婦側で目録を改め、確認後 受書を渡します。
新婦が軽く会釈し内容に目を通します。続いて父親、母親の順で目を通した後に
新婦の父(または本人)が口上を述べます。

「結構なお品をありがとうございます。幾久しくお受け致します」一同深く礼。
新婦の母が結納品を飾り台に運び、受書を新郎の父親または本人に渡す。
新婦の父親(または本人より)「こちらが受書になります。どうぞお納めください」
と口上を述べます。



6.    新郎側で受書に目を通します。
新郎・父親・母親の順で受書を手渡し確認し、新郎もしくは父親が
「ありがとうございます」と口上を述べます。


注:関東では女性から結納返しを贈ることが多く、男性と同じように目録を贈り、受け書を受け取ります。


7.    結びの挨拶
新郎の父親より結納が無事終わったことを宣言する結びの口上が述べられます。

「本日は誠にありがとうございました。無事結納を納めることができました。
今後共宜しくお願い致します。」

続いて新婦の父親より進行役を務めてくれた新郎の父親へ返礼の口上を述べ、
一同で「今後共宜しくお願いします」と丁寧に挨拶して、結納は終了となります。



8.    その後会食し両家の親睦を深めるのが一般的です。
 
| 梅津千代子の「日本のしきたり」 | 21:11 | comments(0) | - |
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