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堀江舞子の花街体験記 2

験記

 

<体験編>

私は運良く両親の知り合いに花街に出入りされている方がいらっしゃったので中学生の3学期の冬休みに、一週間だけ宮川町の置屋さんに体験に行かせてもらいました。

その間は、着物の着方と京言葉と、花街のしきたりを学びました。

 

堀江舞子 花街体験「お母さん」と女将さんを呼ぶように言われた時は少し抵抗がありましたが、私には2人のお母さんが居るのだと割り切って、初日から「お母さん」と呼びました。上下関係の厳しい世界で年齢でなく先に入った者が先輩で、ご飯にお箸を付けるのも、お風呂に入るのも全て先輩からでした。やむを得ない場合は、「お先にどす」と言って先にさせて貰いますが、言葉ひとつにも気を遣わないといけないのは、今から思うと良い社会勉強ですが、15歳の私には大変窮屈でした。

 

 

 

 

 

 

 

<仕込みさん編>

中学校を卒業する前の2月12日から舞妓さん修行の仕込みさんとして、置屋さんに住み込むようになりました。1日の生活は昼間はお茶屋さんと置屋さんの掃除と洗濯で、夕方は舞妓さんのおこしらえの準備を手伝って、夜に舞のお稽古です。空き時間は着物の着方を練習したり、京言葉を勉強したり、お稽古の予習復習をします。

お稽古ごとは日本舞踊・お三味線とお囃子が必須です。


舞は振付の譜面がございませんので身体で覚えるしかありませんでした。三味線はバチを持つとき親指がつりそうになった事を覚えています。お囃子は良い音がなるまで時間がかかりました。仕込みさん時代の全てのお月謝と生活費は全て女将さんが肩代わりしてくれて、舞妓さんになってから働いて返すという仕組みになっています。

 

 

 

 

 

 

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