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堀江舞子の花街体験記 1

験記

 

中学を卒業して飛び込んだ世界でしたが、早いもので舞妓さんを引退し花十色に入社して4年が経ちました。今回より6回に分けて花街で過ごした6年間を振り返ってみたいと思います。

 

堀江舞子

 

8年前、中学生だった私は当たり前に高校に行くつもりで、友だちからの誘いも断りひたすら勉強していました。友だちからは「本当に勉強しているの?」と疑われたこともありましたが、自分の学力では進学校に進める見込みはなく、かといってやりたいこともなく、中学3年だからという理由で高校受験して、このまま目標もない毎日を過ごすのは退屈だろうなという気持ちでした。机に向かってはいるもののさほど身が入らず、高校へいくことが本当に幸せなんだろうかという思いでいました。

 

 

 


 

 

 

 

 

そんなときに観たのが舞妓さんになる前「仕込みさん」のドキュメンタリー番組でした。自分と歳の変わらない女の子が、上下関係の厳しい世界で「舞妓さんになる」という目標に向かって午前中はお稽古、昼間は座敷やお手洗いの掃除、夕方は仕事前の舞妓さん・芸子さんのこしらえの手伝い、夜は女将さんに稽古を見てもらったり、お客様があれば飲み物を運んだり、靴を磨いたりしながら先輩の帰りを待ち、着物の片づけを手伝います。食事は姿勢を正して正座して食べる。そんな毎日を繰り返しながら化粧やきものの着方、行儀作法や話し方を身に着けていくといった様子が映し出されていました。

 

堀江舞子

 

 

テレビを見終わり、その強烈な印象は私の中で憧れ、そして決意に変わっていきました。その決意は親から反対されるほど強くなり、その後の寂しさや辛さを乗り越える糧になりました。今だからいえることですが当時、父の着物染色の仕事が上手くいかず、助け合う母や姉の様子を見ていて、私なりに家族の一員として役に立ちたいという気持ちも私の決意を後押ししてくれたのかもしれません。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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